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オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジーオルソケラトロジー(OrthoKeratologie)」とは、特殊なカーブが施されたハードコンタクトレンズを装着することで角膜を変形させ、一定の期間で屈折異常を矯正する方法です。つまり、この特殊なレンズがコルセットのような働きをして、角膜の形状に「くせ」をつけるのです。米国では、歯列矯正に例えられることが多いようです。
オルソケラトロジーの名前は、ギリシャ語の「オルソ(ortho):矯正」「ケラト(kerato):角膜」「ロジー(logie):理論」が由来で、最近では略して「オルソ-K」「OK(レンズ)」などと呼ばれることもあります。

オルソケラトロジーで使用するハードコンタクトレンズは、連続装用するタイプと夜間に装用するタイプがありますが、日本ではほとんどが後者になります。
夜間装用タイプの具体的な使用法は、通常のコンタクトレンズの逆で就寝時にオルソケラトロジーのレンズを装着します。このレンズは、酸素透過性が非常に高いため就寝時の装着が可能です。寝ている間(約6〜8時間)に角膜の形状が変化し、起床時に取り外した後も日中は裸眼で過ごせるのです。
オルソケラトロジーのレンズには、FDA(米国食品医薬品局)が認可した製品もあり、FAA(米国連邦航空局)では、パイロットの近視矯正法として認可しています。。

オルソケラトロジーのメリット・デメリット

オルソケラトロジーのメリットは、何といっても日中は裸眼で生活できるということです。またオルソケラトロジーの性質上、角膜の柔軟性が高く視力がまだ安定していない若年層には、比較的短期間で効果が期待できます。ただし、近視の進行を抑制するとも言われていますが、医学的根拠はまだありません。

オルソケラトロジーのデメリットは、矯正可能な度数に限界があることです。一般的には-5D(0.05)以内が適用範囲といわれ、これ以上の中程度〜強度近視には不向きとされています。
また、 1回(一晩)の装用ですぐ効果が出るのではなく、ある程度の期間が必要であることです。角膜には柔軟性があり、「くせ」をつけても元の状態に戻ろうとします。個人差はありますが、通常数週間〜3ヶ月で視力が安定します。

もう一つの大きな特徴として、オルソケラトロジーを中止すると角膜の柔軟性によって視力が元に戻ってしまうという点です。
これは、メリットでもありデメリットでもあるといえます。メリットとして考えると、万が一問題や異常が発生した場合、速やかに装用を中止することで、角膜が元の状態に回復することです。デメリットとして考えると、効果が一時的なものであるため、継続して使用していかないといけないということになります。
いずれにしても、オルソケラトロジーは、比較的新しい近視矯正法であり、眼科医の診療の下で治療を受けられることをおすすめします。

続いては、「近視矯正手術」について簡単に説明します。



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