PRKとは

 1985年のエキシマレーザーの登場により、これを使用したPRKPhotorefractive Keratectomy) という術式が開発されました。
PRKは近視の場合、まず点眼麻酔を行い、ローリングブラシやゴルフメスなどで角膜の上皮を剥離した後、エキシマレーザーを角膜の中心部に照射します。レーザーによって極小の角膜組織を切除して角膜の形を平坦にし、その結果角膜の凸レンズの働きを弱め屈折力を修正します。
遠視はその逆で、角膜周辺部にエキシマレーザーを照射し、角膜のカーブを強めて修正します。乱視では乱視軸の方向のカーブを強く、軸と垂直方向のカーブを緩やかにします。
PRKの治療後は、角膜上皮が再生するまで一週間ほど保護用のコンタクトレンズを装用します。その間、視力の回復はゆっくり進んでいきます。

PRKのメリット・デメリット

PRKはエキシマレーザーという非常に精密な機械を使用するので、RKと比較して術者の手技に左右されることなく、より強度の近視も可能になった点です。
治療時間も片眼約10分もあれば終了します。またフラップをつくらないことがメリットという一面もあります。

PRKのデメリットは、術後に痛みがあることです。角膜上皮とボーマン膜が剥離され実質層が露出している状態なので、点眼麻酔が切れると軽度の痛みが生じます。また角膜上皮の剥離方法によっては、遠視化しやすい傾向があります。
強度近視の方は、角膜が混濁する症状(ヘイズ)が発生しやすくなります。この症状は回復するまで個人差はありますが約半年〜1年かかります。角膜上皮の再生力も個人差があるため、視力が安定するまで時間がかかります。

PRKの現在

PRKはレーシックの登場とともにあまり行われなくなっていきました。RKと同様PRKもこのまま消えてしまうのでしょうか?
PRKはフラップを作成しないため、レーシックのようなフラップに関する合併症がないのが大きな魅力です。そのため一部の医療機関では、現在でもPRKを行っています。
今日のPRKは、従来のPRKを改良して「スーパーPRK」「フレックスPRK」と呼ばれています。従来のPRKでは、角膜上皮をローリングブラシやメスで平面状に剥離するため、どうしても中心部が遠視化しやすい傾向がありましたが、スーパーPRKやフレックスPRKでは、最新のレーザーを使用して角膜上皮を滑らかな球面状に剥離することで、この欠点が解消されます。
スーパーPRKやフレックスPRKはフラップを作らないので、格闘技など激しいスポーツをする方や、角膜が薄くてレーシックが受けられない方などに適しています。

続いては、いよいよ本題に入っていきます。「レーシックの概要」をご覧ください。



Valid XHTML 1.0 Strict Valid CSS!